骨を語る!

愛知から東京に戻ってみた。 神奈川の作家さんに会う為だ。

ちゃんとスケジュール管理していれば、200キロ以上も後戻りしなくて良かったんだけど、その間抜け具合も楽しいのが旅である。

10時間くらい走り続けて、作家さんには夜にお会いできた。
骨をメインモチーフに制作するシルバーアクセサリーのブランドさんで、解剖学(骨学)にも詳しい写実系の作家さんだ。
同業作家さんと骨学系の話をすることは、滅多にないので非常に充実した時間だった。

焼肉店でお話したんだけど、話に夢中になりすぎて何個も肉を焦がしてしまった程だ。

縫合線の発生過程とか乳様突起から起始する筋についてとか、とにかくコアな話題が尽きなかった。

「頭蓋骨を彫刻するときは、個性を殺さないといけない」って話で意見が一致した時は、「それならお前はライバルだ!一緒に焼肉食べてる場合じゃない!」なんて言って笑ったんだ。


気付いたらラストオーダーの時間で、本当に楽しく充実した時間だった。


僕が今取り組んでいる「小さいスカル」はどのブランドも手をつけた項目で、多くは『大した意味がない』という理由に達して止めてしまうらしい。
「君も同じ所に達するだろう。その先が気になるなら突き詰めてみると良い。」という台詞が印象に残っている。

意地でも突き詰めてやりたい気になった。 多くの作家が「無意味」と感じる領域を、人生かけて探求するんだ。 目指すは世界最小最高精度の頭蓋骨を作ること。 

無意味って虚しさでしょ?
ヘブライ語で『ヘベル』人類二番目の子供の名前、伝道者の書でコヘレトが連呼した言葉。ラテン語で『ヴァニタス』それはオランダ黄金時代に生まれた絵画ジャンルの名前でもある。

クリスチャンが写実的な頭蓋骨(ドクロ)を真面目に描いたんだ。 虚しさを表現しようとして。


僕もクリスチャンとして、写実的な頭蓋骨を彫りたい。 当時のヴァニタス画家の精神に近づき、虚しさや無意味さを表現した作品を彫りたいと思っていた。

小さく作ることが無意味なら、むしろその無意味さにとことん付き合ってやろうと思ったんだ。 

方向性がクリアになってきた。 挑戦したいことが明確になってきた。

作家さんと解散してからも、ワクワクが止まらない。 帰ってから、しっかりアウトプットしようと思う。 

今は富士山の近くにいて、夜中の3時だ。 寝不足なのに気持ちが高揚していて、文が乱れていそうだ。
もう寝よう。

11月6日深夜3時
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by hajimetabi | 2013-11-07 11:15 | 武者修行旅


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